全国の学校で「けテぶれ学習法」の実践が広がり、教育長や大学教授からも高い評価を得るなど、大きな追い風が吹いています。
制度改革のような外部の変化も、確かな実践があればそれを好機と捉え、自らの教育を能動的にアップデートできます。
個々の実践を「点」で終わらせず、教室を開き繋がることで「線」や「面」にし、日本全体のボトムアップ改革を進めていきましょう。
現場で感じる確かな手応え:教育界からの注目 先日、兵庫県川西市の小学校で行われた校内研修会に参加してきました。この学校では、長年にわたり全校でけテぶれ学習法に取り組んでおり、今年度のまとめとして先生方が1年間の実践を分析し、共有する場でした。
先生方一人ひとりが、自らの実践に確かな手応えを感じておられる様子がひしひしと伝わってきて、私も胸が熱くなりました。
この取り組みは、内部だけでなく外部からも大きな注目を集めています。
- 視察に訪れた教育長が深く感動され、校長会などの場で「けテぶれという実践はすさまじい」と話してくださっているそうです。
- ある4年生の体育の公開授業では、子どもたちが自ら作戦を立てて実行する「けテぶれ的思考」を繰り広げ、視察に来られた大学教授から「これはすごい」と非常に高い評価をいただいたと、担任の先生が報告してくださいました。
「向かい風」から「追い風」へ:時代がけテぶれを求めている これまで、地域によってはけテぶれのような自律学習を促す実践は「向かい風」の中にあったかもしれません。しかし、今、明らかに風向きが変わってきています。
私たちは、これまでと同じように淡々と目の前の子どもたちのために実践を続けているだけなのに、周りの評価がどんどん好意的なものに変わっていく。そんなフェーズに突入したのです。
外部の評価というものは、まさに時代次第です。そして今、その時代が、完全に私たちにとっての追い風になろうとしています。この風に乗ることで、私たちの実践は、これまでとは比較にならないほどの広がりと影響力を持つことになるでしょう。
制度の変化を「チャンス」に変える実践の力 最近、東京都渋谷区が「午後の授業をすべて探究活動にする」という大胆な方針を打ち出し、話題になりました。このような大きな制度変更に対し、準備ができていなければ「何をしていいか分からない」と戸惑うだけで終わってしまいます。
しかし、私たちにはけテぶれがあります。
ある先生が、全国のけテぶれ実践者が集うオンラインコミュニティで、このように投稿してくださいました。 「渋谷区で実践しています。この新しい形には、けテぶれやQNKS、心マトリクスを活かしたアプローチが最適だと考え、提案していきます!」
これこそが、私たちが目指してきた姿です。外部から与えられた変化をただ受け入れるのではなく、「この形なら、自分たちの実践をこう当てはめれば最高のものができる」と主体的に迎え撃つことができるのです。これほど面白く、やりがいのある仕事はないのではないでしょうか。
点を線に、線を面に:ネットワークで広げる教育改革 私が現場を離れてからできなくなったこと、それは一つの教室で圧倒的な実践を見せることです。しかし、今、私たちが目指しているのは、それとは違う、もっと大きな広がりです。
一つひとつの素晴らしい実践を、個人の「すごい実践」として点で終わらせてはいけません。全国で生まれている素晴らしい実践は、すべて繋がっています。けテぶれという共通言語を持つことで、点と点は線となり、やがて日本中に広がる「面」となります。
- 実践者にとっての強み: 自分の取り組みが孤立したものではなく、全国の仲間と繋がり、大きなムーブメントの一部であるという実感を持てます。
- 外部への影響力: 「あそこでも、ここでもけテぶれを基盤とした素晴らしい実践が生まれている」という認識が広がり、共通のフレームワークとしての価値が認められます。
このネットワークを広げるために最も強力な方法は、ブログやSNSでの発信以上に、自分の教室を開くことです。
具体的な子どもの姿や学びの様子こそが、何よりも雄弁に実践の価値を物語ります。兵庫県三木市では、市全体で教室を公開し合う仕組みづくりを進めていますが、これは三木市だけの取り組みではありません。自治体の枠を超え、先生方が互いの教室を訪れ、学び合う。そんな日本全体のボトムアップ改革の分水嶺に、私たちは今立っています。
ぜひ、皆さんの教室を開き、その素晴らしい実践を多くの人と共有してください。一つひとつの点が繋がることで、私たちの歩みはより立体的で、確かなものになっていくはずです。